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維持保全計画に基づく点検業務

 「維持保全計画に基づく点検業務」、堅苦しいタイトルですが・・・


 何の事かというと、長期優良住宅の認定基準の一つなんです。


 長期優良住宅の認定を受けるためには、
 以下の①~⑥のことを 行なう必要があります。(当たり前のことなんですけどね)

 ① 劣化対策 ― 数世代にわたり住宅の構造躯体が使用できること。
 ② 耐震性 ― 極めてまれに発生する地震に対し、損傷のレベルの低減を図ること。
 ③ 省エネルギー性 ― 必要な断熱性能等の省エネルギー性能が確保されていること。
 ④ 維持管理・更新の容易性 ― 構造躯体に比べて耐用年数が短い設備配管について、維持管理を容易に
                 行うために必要な措置が講じられていること。
 ⑤ 住戸面積 ― 良好な住居水準を確保するために必要な規模を有すること。
 ⑥ 維持保全計画 ― 建築時から将来を見据えて、定期的な点検・補修等に関する計画が策定されていること。


 ①から⑤については、認定基準以上になるように設計し、工事を行い 検査もして、完了していることです。

 ⑥については、住み始めてからの これから将来に向けて行なっていくことになります。

 ようするに、長期優良住宅の認定を受けた家は、ちゃんと定期的に点検をして、
 その点検記録を保管し、補修等の必要性が発生した場合は、維持保全がしやすいように補修工事を
 速やかに行っていく必要がある、ということです。(とても大切なことです!)


 だけど、この点検ですが、建て主さんご本人が おこなえる点検ではありません。(できる人もいると思いますが)

 なので、建て主さんに代わって、僕が点検をするのです。

 何をするのか、ザックリですが、こんな感じです。

 屋根の上に上がっての点検です。

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 屋根葺き材料の色あせ、浮き、サビ、ずれ、割れ、めくれ等が無いか。

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 トップライトがある場合は、ガラスの割れ、シーリングの劣化状況、防水性が確保されているか。

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 雨樋に つまりは無いか、外れ、ひび等は無いか。

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 つまりの原因となるようなゴミは、その場で撤去します。

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 軒裏もチェックします。
 雨漏り、たわみ、剥がれ、腐朽、色落ち等が無いか。

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 外壁のチェックは、変形、割れ、すき間、剥がれ、シーリングの劣化、釘浮き等が無いか。

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 バルコニーがある場合は、防水性の確保、トップコートの割れ等は無いか。

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 手摺にぐらつきは無いか。取り付け状況の確認です。

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 基礎の立ち上がり部では、蟻道が無いか、不同沈下や基礎に割れは無いか。

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 天井裏も投光器で明るくして、雨漏りはないか、断熱材の状態は良好か、虫・動物の侵入は無いか等、チェックします。

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 天井裏内にある配管や配線の状況もチェックします。

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 耐震金物、構造金物の取り付け状況もチェックします。ゆるみや錆が無いか。

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 床下も、全ての場所に行けるように人通口が設けてあるので、這って進んでいきます。
 蟻道、床の沈み、金物のゆるみ、断熱材の剥がれ等が無いか。

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 設備配管の状態もチェックします。水漏れ、つまり、悪臭、固定不良等が無いか。


 内部の仕上げ、床・壁・天井もチェックします。

 建具も、開閉不良、建て付け不良、附属金物の異常等が無いか、チェックします。


 簡単な説明でしたが、こんな感じの点検をします。
 時間は2~3時間くらいかかります。

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 点検し終わった後は、ヘトヘトになります。(◎_◎;)


 後日、維持保全記録シートと点検写真を報告書としてまとめ、お届けします。

 まずは、新築後5年目で 点検を行いましょう。

 点検をご希望の方は、堺建築設計事務所お問い合わせ ください。



by sakai_archi | 2019-12-02 17:00 | 事務所のこと | Comments(0)
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