駒形通の家、隣地境界いっぱいに建物をつくります。
お隣さんの建物も境界いっぱいに建っています。

なので、建物どうしのすき間が ほとんど無い状態になります。
通常、家を建てるには 外壁を作るのに足場が必要で、
最低400㎜くらいのすき間が無いと 作業ができません。

昔のように、ペラペラのトタン1枚の外壁なら、内側から張って良しとしたのでしょうが、
今では 建築基準法、住宅瑕疵担保保険の基準等で、下地ボードや防水紙を張らなくては
ならないので、内側からの施工は ほとんど無理です。

建て寄せ工法は、本来の外壁の位置より ずらした場所で骨組みをし、外壁側を仕上げて、
完成した壁をレッカーで吊り上げて据えていきます。
この壁を 1階からペントハウスまで1枚で作ってしまうと、小さいレッカーでは
吊り上げることができないし、風にあおられて危険です。
駒形通の現場では、この建て寄せ作業を3回おこなっていきます。